ヨコハマトリエンナーレ開幕。インドネシアのジョコ・ヴィアンの巨大オブジェが楽しい。

サンシャワー展が絶賛開催している中、横浜ではトリエンナーレが始まった。こちらにも東南アジアのアーティストが何人か参加している。 メイン会場の横浜美術館の入り口前には、サンシャワーにも作品が出ているシュシ・スレイマン(マレーシア)の作品が、ア…

Jakarta Postで紹介されていた、インドネシアの知る人ぞ知るミュージアム。

確かに初めて聞くミュージアムばかり。かろうじて、行ったことがあるのは5番目のバリのだけでした。以下、各ミュージアムのHPへのリンクもつけておきます。 1. Ullen Sentalu Museum (Yogyakarta, Kaliurang) https://ullensentalu.com/konten/1/0/beranda …

インドネシア-沖縄  連帯するポスター展

こういう展覧会もあることを友人から教えてもらいました。そういえば、サンシャワー展でも、マレーシアのサバのグループの版画によるプロテストアート作品(そういう言葉があるのかしら)が展示されていた。 インドネシア-沖縄 連帯するポスター展 - IRREGU…

サンシャワー展@国立新美術館 撮り巡り。

前にも書いたように、この展覧会は基本的に写真撮影がOKなので、一眼レフを持って会場を回りました。ただ、新美術館だけでタイムアップ。森美術館は今度行ってみます。 以下、私的作品カタログです。

日本とフィリピンを舞台にしたメスティソたちの物語   乙川優三郎著 『R.S. ヴィラセニョール』 新潮社

主人公は、フィリピンから日本に移り住んできた男リオと日本人女性である君枝を父母に持ち、染色の道を歩んでいる女性レイ(鈴)。彼女が名刺に書いている長い名前だとレイ・市東・ヴィラセニョール。 この小説は、千葉県の御宿海岸にスタジオを持ち、染色(…

六本木で開催中 「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」関連リンク

7月頭から始まったサンシャワー展。六本木の二大美術館で同時で開催ということで、この三連休も熱暑の中、ほんとにサンシャワーが降って欲しいと思いながら両館を行き来する人がたくさんいることでしょう。 ぽちぽち目についたレビュー系の記事を載せておき…

ジョージタウン・フェスティバルは今月末から。アジアの国際共同制作作品が続々。

ペナン島のジョージタウンを主な舞台として展開される芸術祭、ジョージタウン・フェスティバル。舞台芸術を中心に映画、美術、音楽と、100以上のイベントが楽しめる。今年で18回を迎え、東南アジアでも老舗のフェスティバル。 ラインナップを見ると、今年は…

暑中熱中散歩:シンガポール・アートサイエンス・ミュージアム

前から気になっていたアートサイエンス・ミュージアムに行ってきた。市内から海を望むと最近はすっかりおなじみとなったMarina Bay Sandsのスカイラインの一角にある蓮の花びらのような形のミュージアム。モシュ・サフディというイスラエルの建築家による設…

観てきました、草間彌生展覧会 @Nationa Gallery Singapore

東南アジアでは最大、アジアでも有数の規模を誇るシンガポール国立ギャラリーで、現在、草間彌生展が開催中。先日、シンガポールに出張中に、ちょこっと立ち寄ってきた。 東京でも、ついこの前まで国立新美術館で個展が行われていたが、シンガポールのはそれ…

「タイ 仏の国の輝き」展が東京にやってくる

いよいよ、来月4日から上野の東京国立博物館で「タイ 仏の国の輝き」展が始まる。上野の前には福岡の九州国立博物館でも開催されていて、ここに載せている写真はそちらでのもの。レイアウトや構成、演出は少し変わっても、作品は基本的には同じものが上野で…

タイで出家した直木賞作家、笹倉明さん

www.asahi.com 朝日新聞に紹介されていた笹倉さんの記事が面白かったのでクリップ(例によって全文は読めない)。 これによると、1989年に直木賞を受賞して、数々の作品を発表した後スランプに陥り、書けなくなる。テーマが浮かばなくなったのだ。2005年にタ…

インドネシアの二つの文芸フェス:ASEAN Literary Festival & UBUD Writers & Readers Festival

www.thejakartapost.com 第4回ASEAN文芸フェスティバルが、8月3〜6日、ジャカルタで開催される。今回はASEAN結成50周年を記念しての開催で、統一テーマはBeyond Imagination。ASEAN10ヶ国の他にも20ヶ国から参加。 とは言っても、こちらのサイト(Asean Lite…

ジャカルタのど真ん中:Bundaran HI (ホテルインドネシア前ロータリー)

今まで、このホテルインドネシア前のロータリーというかラウンドアバウトを見たことは数知れずだれど、ホテルインドネシア側から見下ろしたことは一回もなかったので、記念撮影。 ホテルインドネシアは、日本の戦後賠償を元に独立後のインドネシアが威信をか…

ブルネイの首都バンダルスリブガワンを散策

先日、ブルネイの首都バンダル・スリブガワンを訪ねた時、地元の人が連れて行ってくれたのがスルタン・オマールアリ・サイフディン・モスク。ブルネイ人が自慢するだけあって、確かに青空をバックにしたミナレットは美しい。 モスクの近くにある王室財宝博物…

来年はKuala Lumpurでも初のBiennale開催

www.artforum.com バンコクでビエンナーレならKLでも、ということなのか、2018年の11月から翌年の3月末までの期間、こちらも初めてのビエンナーレが開催される。会場はKLCCやNational Blood Center(!) など。統一テーマは、5つの愛。 love for nature, lo…

第1回バンコク・アート・ビエンナーレは来年11月開幕

bk.asia-city.com もう一ヶ月くらい前のことになるけれど、ベニスビエンナーレのオープニングに合わせてバンコクでの最初のビエンナーレの開催計画が発表された。 会期は2018年の11月から2019年の2月まで。前の文化省事務次官で世界的に知られたキューレータ…

東南アジアの現代美術展『サンシャワー』展、六本木の新美、森美で7月5日オープン

sunshower2017.jp いよいよオープンまで一ヶ月を切り、あちこちに紹介記事が載り始めている。 www.cinra.net 7 Vietnamese Artists to Participate in Contemporary Art Exhibition in Japan - Hanoi Grapevine artreview.com

訃報;インドネシアのフォーク歌手Leo Kristy。5月21日。

正直言って、最近の活動は全く知らない。ずいぶん昔に、インドネシアの友達に教えてもらって、インドネシアに旅行したときにカセットを探したけれどなかなか見つからなかった覚えがある。 曲はEbiet G Adeのようでもあり、でもファルセット、強烈なギターの…

2017年(第28回)福岡アジア文化賞受賞者発表。コン・ナイ氏(カンボジアの吟遊詩人)が芸術文化賞受賞。

fukuoka-prize.org 芸術文化賞はコン・ナイ氏。奇跡的と言ってもいいような、とっても大変な人生です。 1944年、カンボジア南部のカンポット州の小さな村で生まれた。4歳の時天然痘で失明し、13歳から叔父についてチャパイを習い始め、音楽家となった。無差…

インドネシア文化情報ブログ「exblog ガドガド」は凄い。

gadogado.exblog.jp とっても有名なサイトなので、いまさら紹介するのも気が引けるが、自分のメモのために掲載。 インドネシアの文化、芸術、社会の動きなどを紹介してくれる情報サイト。インドネシア語、日本語、英語のメディアからの多岐にわたる情報をい…

台北の乾物ストリート散策の思い出

今年の冬、仕事で台北に行ったときの帰り、少しだけ時間があったので空港に向かう途中に友人に迪化街に連れて行ってもらった。ここはレトロな雰囲気の残る乾物屋ストリート。迪化街は「てきかがい、ディーホアジエ」と読むのだそうです。 とにかく、日本人観…

インドネシアのヒジャブを被った女性メタルロックグループ VoB ("Voice of Baceprot" )のこと

english.astroawani.com たぶん最初に大きく取り上げたのはロイター。その後、この西ジャワ出身の女子高生3人組メタルバンドはインドネシア国外で随分取り上げられている。日本でもジャカルタ新聞が記事にしている。↓ ヒジャブでヘビメタ 国内外で話題と波…

べとまる|ベトナム紹介サイト(by ネルソン水嶋)は気合の入り方が半端じゃない

www.vietmaru.com このサイトの記事はよく見かけることがあって、最近だとベトナムの回転寿司ならぬ回転鍋の記事は実に詳細なルポで面白かった。今日の朝日新聞にサイト運営者の紹介がちょっこと出てたのでサイトを辿っていくと、これは凄い。身体を張った記…

タイのマンガ家、Wisut Ponnimitの個展。でもバンコクで。

去年のさいたまトリエンナーレのメインキャラクターも作成し、日本でも人気のウィスット・ポンニミット(通称タム君)の個展がバンコクで開催されている。観客は作品毎に右に行くか左に行くか歩く方向を選択していくというゲーム式の構成になっているらしい…

出雲神社があるヤンゴンのホテル

去年ヤンゴンに行ったときに泊まったホテル。ここには敷地内に出雲神社がある。分祀というのかな。そして、ホテルの中にある居酒屋の名前は「神楽」。 ネットで調べると2015年11月に出雲大社鎮座祭が行われ、お社が奉納されたという。 https://yangonshuho.c…

クアラルンプールの泊まりたいホテル:古川音さんのおすすめ

マレー料理研究家(あるいはエバンジェリスト)として知られる古川音さんがおすすめするKLのホテル。 これを見ると、ここ数年の間に随分新しいホテルができたのだなあ。最初に上げられているホテル・ストライプスや、ヴィラ・サマディも初めて知った。このヴ…

FC東京がジャカルタのサッカークラブと業務提携

ちょっと前のニュースで、FC東京がジャカルタのクラブチームと業務提携を結び、選手、コーチのスキルアップに協力するというもの。FC東京からはコーチ1名が一年に渡って派遣される。 www.fctokyo.co.jp 最近、こういうように、日本と東南アジアのクラブが業…

西本智実 アジアを紡ぐコンサート~風を詠む音の旅~

西本智実 アジアを紡ぐコンサート~風を詠む音の旅~ 世界3各国で活躍する指揮者西本智実が、フィリピン及びタイの作曲家による委嘱新作を、6月6日、Bunkamuraオーチャードホールで世界初演。 「風を詠む音の旅」をテーマに、タイのサクシー・ウォンタラドン…

亜女会交流会2017 : アジア女性舞台芸術会議実行委員会による公開イベント

亜女会とは凄い名前だけれど、アジアの女性舞台芸術専門家をつなぐ活動をしている日本の専門家のグループ。矢内原美邦、羊屋白玉などが中心メンバー。 昨年の暮れには森下スタジオでマレーシア(シンガポール)の作品『ファミリー』を国際共同制作しましたが…

日本文化発信へ外国人呼び込み 内閣府、観光振興狙う

内閣府等が構想しているのは、ホテル・レストラン経営やデザイン分野で評価が高い教育機関を修了した外国人にポイントを加算し(学歴や職歴、年収などでもポイントがつく)、一定ポイント以上になると永住権の取得に必要な居住期間を短くする仕組み。その狙…