「経済、金融の中心地からアート、文化のハブへ」シンガポール/三菱商事の広告から。
6月15日の朝日新聞Globeに、三菱商事が全面広告を掲載。今回はシンガポールの文化状況をトピックにしているところが面白い。
この広告の肝心の部分はここ。
国立の美術学校を創設し国内の教育を支援すると共に、国際空港の近くに保管費用を免税とする美術品専用倉庫を整備し、海外の作品を集まりやすくした。一昨年、誕生した現代アートの振興地区「ギルマン・バラックス」には、日本や欧米のギャラリーが入り人気だという。
来年には、東南アジア諸国の近代アートを紹介する東南アジア最大の美術館が開館する。街なかでもアート作品をよく見かけるようになってきた。
この国は今、経済、金融だけでなく、アジアのアート、文化のハブ機能も担い始めているのだ。
三菱商事は昨年はじめから本社機能の一部(金属関連)をシンガポールに移している。だから、シンガポールは既によその国ではないのだ。
※文中に出てくるギルマン・バラックスGillman Barracksの情報はここに↓
※日本からは小山登美男ギャラリーも出店。先月末に行ったときには、カンボジアの作家の紹介をフィーチャーしていた。
小山登美夫ギャラリー シンガポール | Tomio Koyama Gallery