観てきました、草間彌生展覧会 @Nationa Gallery Singapore

東南アジアでは最大、アジアでも有数の規模を誇るシンガポール国立ギャラリーで、現在、草間彌生展が開催中。先日、シンガポールに出張中に、ちょこっと立ち寄ってきた。

東京でも、ついこの前まで国立新美術館で個展が行われていたが、シンガポールのはそれとは全く異なる構成、作品の展覧会。この後巡回するクィーンズランドのギャラリーとの共同キューレーションで、シンガポールのコレクターの所蔵作品もいくつか含まれている。シンガポールには熱烈な草間彌生コレクターが何人かいるらしい。

新美では時代別だったと思うけれど、こちらではテーマ毎に分けて展示されている。ちょうど学校のお休みの時期に入っていて、毎日大変な数の来場者だったらしい。私が行ったのは平日の朝一だったので、ゆっくり見ることができた。スクールホリデーにあわせて子供のためのアートビエンナーレ、のような企画展が開催されていて(これの目玉展示のひとつはチームラボの作品)、その関連で草間彌生を遊ぶ部屋ができていた。子供たちがカラフルな丸いシールを部屋中に貼っていくというのもで、開幕一ヶ月足らずで相当な彌生空間になっていた。

どのコーナーも草間彌生的無限ループに満ちあふれている。

 

これ↑がこの展覧会のタイトルとなっているLife is the heart of the Rainbowという作品。

 この↑作品は、草間彌生が若い時代にベネチアビエンナーレにゲリラ参加したときに創作した作品をもとにしたもの。ボーリングのボールのような銀色の球が床一杯に敷き詰められているのだけれど、会場となっているこの部屋は、シンガポールの独立宣言や、日本軍が降伏文書調印式が行われた歴史的に重要なところだそうだ。

国立ギャラリーでは草間彌生展以外にも企画展、常設展など幾つもの展示会が開催中。中には素敵なレストランが幾つもあるし、屋上からの景色も絶景。

  

www.nationalgallery.sg