文学

日本とフィリピンを舞台にしたメスティソたちの物語   乙川優三郎著 『R.S. ヴィラセニョール』 新潮社

主人公は、フィリピンから日本に移り住んできた男リオと日本人女性である君枝を父母に持ち、染色の道を歩んでいる女性レイ(鈴)。彼女が名刺に書いている長い名前だとレイ・市東・ヴィラセニョール。 この小説は、千葉県の御宿海岸にスタジオを持ち、染色(…

タイで出家した直木賞作家、笹倉明さん

www.asahi.com 朝日新聞に紹介されていた笹倉さんの記事が面白かったのでクリップ(例によって全文は読めない)。 これによると、1989年に直木賞を受賞して、数々の作品を発表した後スランプに陥り、書けなくなる。テーマが浮かばなくなったのだ。2005年にタ…

インドネシアの二つの文芸フェス:ASEAN Literary Festival & UBUD Writers & Readers Festival

www.thejakartapost.com 第4回ASEAN文芸フェスティバルが、8月3〜6日、ジャカルタで開催される。今回はASEAN結成50周年を記念しての開催で、統一テーマはBeyond Imagination。ASEAN10ヶ国の他にも20ヶ国から参加。 とは言っても、こちらのサイト(Asean Lite…