来年はKuala Lumpurでも初のBiennale開催

www.artforum.com

バンコクビエンナーレならKLでも、ということなのか、2018年の11月から翌年の3月末までの期間、こちらも初めてのビエンナーレが開催される。会場はKLCCやNational Blood Center(!) など。統一テーマは、5つの愛。 

love for nature, love for heritage, love for people, love for animals, and love for icons.

 しかし、こちら↓の記事には、表現の自由、批判的ディスコースに制限があるマレーシアで意味のあるビエンナーレが可能なのか、単なる観光用のイベントではないのか、という批判の声も紹介されている。その点で言えばタイも似た状況にある。

来年次々と開催される東南アジアのビエンナーレがどういうものになるのか。そもそも本当に開催できるのか。

www.harpersbazaararabia.com

第1回バンコク・アート・ビエンナーレは来年11月開幕

 

bk.asia-city.com

もう一ヶ月くらい前のことになるけれど、ベニスビエンナーレのオープニングに合わせてバンコクでの最初のビエンナーレの開催計画が発表された。

会期は2018年の11月から2019年の2月まで。前の文化省事務次官で世界的に知られたキューレーターであるアピナンさん(Prof. Dr Apinan Poshyananda)が総合ディレクター。メナム川沿いにある寺院などの歴史的建造物やBangkok Art and Culture Centre(バンコク芸術文化センター BACC)を舞台に開催。

www.bangkokpost.com

もともと、バンコクビエンナーレは2014年に開催する計画があったが政局の混乱によって中止になったが、現在もまだ事実上の軍政下。今後も社会の安定には不安要因も少なくない。新聞記事によると開催予算もまだほとんど用意できないという。今回は予定通り開催できるのだろうか。

第一回ビエンナーレのテーマは"Beyond Bliss"。「至福を超えて」とかいう意味だが、その先にあるのは?

www.bkkartbiennale.com

東南アジアの現代美術展『サンシャワー』展、六本木の新美、森美で7月5日オープン

 

sunshower2017.jp

 

いよいよオープンまで一ヶ月を切り、あちこちに紹介記事が載り始めている。

 

 

www.cinra.net

 

7 Vietnamese Artists to Participate in Contemporary Art Exhibition in Japan - Hanoi Grapevine

 

artreview.com

 

 

訃報;インドネシアのフォーク歌手Leo Kristy。5月21日。

正直言って、最近の活動は全く知らない。ずいぶん昔に、インドネシアの友達に教えてもらって、インドネシアに旅行したときにカセットを探したけれどなかなか見つからなかった覚えがある。

曲はEbiet G Adeのようでもあり、でもファルセット、強烈なギターのストローク、女声や民族楽器の使い方などすごく独特だった。

"Salam Dari Desa"はいい唄です。

 

(関連記事)

youtu.be

2017年(第28回)福岡アジア文化賞受賞者発表。コン・ナイ氏(カンボジアの吟遊詩人)が芸術文化賞受賞。

fukuoka-prize.org

芸術文化賞はコン・ナイ氏。奇跡的と言ってもいいような、とっても大変な人生です。

1944年、カンボジア南部のカンポット州の小さな村で生まれた。4歳の時天然痘で失明し、13歳から叔父についてチャパイを習い始め、音楽家となった。無差別に大量虐殺が行われた1970年代後半のポル・ポト時代を奇跡的に生き延び、その後も内戦が続いたにもかかわらず、演奏活動に復帰した。

こちらは大賞。

fukuoka-prize.org

学術研究賞はこちら。

fukuoka-prize.org

 

 

インドネシア文化情報ブログ「exblog ガドガド」は凄い。

gadogado.exblog.jp

とっても有名なサイトなので、いまさら紹介するのも気が引けるが、自分のメモのために掲載。

インドネシアの文化、芸術、社会の動きなどを紹介してくれる情報サイト。インドネシア語、日本語、英語のメディアからの多岐にわたる情報をいったいどうやって集めているのだろう。大変な情熱だなあと感心する。特に、映画関係の情報はとっても詳しいのはgado-gadoさんが映画好きだからなのだろうな。

これからも参考にさせてもらいますので、よろしくお願いします。

台北の乾物ストリート散策の思い出

 

今年の冬、仕事で台北に行ったときの帰り、少しだけ時間があったので空港に向かう途中に友人に迪化街に連れて行ってもらった。ここはレトロな雰囲気の残る乾物屋ストリート。迪化街は「てきかがい、ディーホアジエ」と読むのだそうです。

とにかく、日本人観光客が多いからなのか、最大の売り物は「からすみ」。世の中にからすみを食べる人がこんなにいるのか、と思うほど、膨大な数のからすみが売られている。

これは何だったかな。

ここには、中国寺院もあって、縁結びの御利益があるせいなのでしょう、たくさんの若い女性が願い事をしていた。

「日本昆布」もあります。

これも乾物、だったかな。

老舗らしきお店。

かと思うと、おしゃれなお店も。茶器の店。

こちらは日本酒+酒器の店だったか。

日本式の点心「名古屋」屋台。「ナマカシ」とは「生菓子」のことでしょうね。おいしそうだった。