ジャカルタのど真ん中:Bundaran HI (ホテルインドネシア前ロータリー)

今まで、このホテルインドネシア前のロータリーというかラウンドアバウトを見たことは数知れずだれど、ホテルインドネシア側から見下ろしたことは一回もなかったので、記念撮影。

ホテルインドネシアは、日本の戦後賠償を元に独立後のインドネシアが威信をかけて開催した1962年の第4回アジアゲームに向けて建てられ、スカルノ大統領がお披露目をした。オランダ人の建築家Abel Sorensen、Wendy Becker夫妻がデザイン。10年ほど前に徹底的なリノベーションをしてKempinski Hotelとして再出発。

外面はリノベーション後もあんまり変わっていないように見えるけれど、中に入るととても50年前の建造物とは思えない完璧な内装。リノベーション前のホテルの室内に入ったことはないので比較できないけれど、落ち着いた、洒落た部屋になっている。

ホテルには広大なショッピングモールが直結している。西武デパートとかユニクロ無印良品といった日本のショップも多い。本当に広くてたまげる。昔はこのホテルの裏にはカンポンが広がっていて、高層ホテルに代表される富裕層と庶民の生活との格差の存在を象徴している場所だったけれど、そのカンポンもすっかりショッピングセンターに置き換わってしまった。

これは、フロントの裏の中庭にあるミーティングルーム。